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徒然なるままに綴るなり.

Trinity Collage に行った件

皆様,ご機嫌いかがでしょうか.

アイルランド中心街にある Trinity Collage (トリニティ・カレッジ)に行ったので,ちょっと紹介しようと思います. 

※行ったのは2/26です

 

Trinity Collage (トリニティ・カレッジ) とは

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赤丸の周辺はダブリンの中心街です

トリニティ・カレッジはアイルランドで最古の大学です.エリザベス1世の勅命により1592年に設立されており,その正式名称は「The College of the Holy and Undivided Trinity of Queen Elizabeth near Dublin(ダブリンにおけるエリザベス女王の神聖で分割されざる三位一体の大学)」だそうです.trinity は三位一体という意味です.

 

また,トリニティ・カレッジはイギリスのオックスフォード,ケンブリッジと並んで Ancient University と称されています.

 

Ancient University↓

University of Oxford (オックスフォード大学)

University of Cambridge (ケンブリッジ大学)

University of St Andrews (セント・アンドリューズ大学)

University of Glasgow (グラスゴー大学)

University of Aberdeen (アバディーン大学)

University of Edinburgh (エディンバラ大学)

University of Dublin (トリニティ・カレッジ)

 

University of Oxford などは複数の単科大学が集まって University of Oxford と名乗っているため,それぞれの大学が University of Oxford Hertford Collage というような正式名称を持っています.しかし,University of Dublin は Trinity Collage のみをさしており,他の University Collage Dublin などは University of  Dublin の一部ではありません(ややこしい).

 

設立当初はイギリスの統治下であったため,プロテスタントのみが入学を許可されていましたが,イギリスからの独立が進むにつれてカトリックの入学も許可されるようになっていきました.それまでアイルランド人はプロテスタントからの厳しい差別に苦しんできたそうです.今もコロナウイルスのことで色々と差別がありますが,差別にも歴史があるんだなぁなどとのんきに思っています.アジア人差別もいつかは歴史の一部になるんでしょうか.

 

The Book of Kells (ケルズの書)

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凄い装飾です

ケルズの書とは,聖書の手写本であり,ダロウの書とリンディスファーンの福音書と並んで3大ケルト装飾写本と呼ばれています.中身はラテン語で書かれているようです.これまた宗教色の強いもので,理解するのはいささか難しかったです.

しかし,このケルズの書では独特の装飾が施されたアルファベットが使われているので,内容を理解できなくても一つのアートとして楽しめます.流石は装飾写本と呼ばれるだけあります.

ケルズの書は Old Library (旧図書館)という建物の1階に展示されています.展示内容は半年ごとに変わるそうなので,行くタイミングによって違う内容を楽しめます.

 お土産屋さんには日本語版の解説書もあるのでぜひ読んでみてください.

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装飾された文字たち

 

Old Library (旧図書館)

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しゅごい

トリニティ・カレッジの超有名な図書館です.スターウォーズジェダイアーカイブという部屋のモデルになったそうです.私はスターウォーズに興味がないのでそうなんだ程度にしか思いませんでした.ファンからすると聖地みたいなものなんでしょうか.

この日も結構人がいました.今はオフシーズンであることに加えてコロナの影響で人が少ないほうだと思いますが,夏になると観光客で一杯になるでしょう.

壁一面本棚にするっていうのもいいですね.将来家を建てたら自宅図書館とか作ってみたいです.一人暮らしだからこそ贅沢に部屋を使いたい.

写真を見ると分かると思いますが,結構な数の古文書が並んでいます.これらの古文書はトリニティ・カレッジの学生であれば無料で借りられるそうです.

現在はこの旧図書館とは別に図書館が設立されており,学生さん曰はく,そこでコーヒーを飲みながら本を読んだり勉強したりするのが楽しいんだそうです.

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古代のハープも展示されてる

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よくわからんモニュメント

 

因みにケルズの書の展示スペースと図書館に行くには入館料が必要です.料金は14ユーロ(学生は11ユーロ)で,オンラインで予約できます.夏は当日に買おうとするとチケットカウンターが激混みになると思うので,オンラインで事前購入することをお勧めします.

 

さて,今回は歴史ある観光施設に行ってきた訳ですが,やはり西洋建築は日本と違う雰囲気があって良いですね.もちろん日本の建築も素敵ですがたまにはこういうのも見たくなります.

 

次回は遂にパリの記事を書きます.たった2日間の旅でしたが,結構沢山の観光地を周ったので書くのに時間がかかりそうです.

 

それでは皆さん,良い一日を.