パリに行った件(カルーゼル凱旋門 - コンコルド広場)
皆様,ご機嫌いかがでしょうか.
3/6 - 3/8にパリに行った時の記事を書いていきます.たった2日間でしたが,結構な数の観光地を周ることが出来ました.
1つ1つ紹介していくとかなり長くなるので,短く区切りながら紹介していきます.
今回は1日目の午前中に行った場所を紹介します.
パリ旅行に行く前のお話
実は,この旅に行く前にちょっとした問題が起きました.これのせいでかなり時間を食ってしまい,なかなか旅の予定を立てられませんでした.
本当は台湾人の子と一緒に行く予定だったのですが,コロナウイルス関係でその子は直前でパリ行きを断念しました.
その一番の原因がこれです.
なんと,その子のホストファミリーが「あなたがパリに行くなら学校に連絡して違う家にうつってもらうわ」と言い出したのです.
信じられませんね.
でも正直,これがホームステイの現実です.受け入れ先の人たちの人柄によって全然違います.他の家ではホストファミリーと自分が食べる食事が違うとか,シャワーは5分だけとか,週末ずっと家にいても昼ご飯は出されないとか,様々です.
それに対して私のホストファミリーはいい人たちでした.
私がパリに行くことを彼らに伝えたら,いいね~楽しんで~と言ってくれましたし,一緒に行く予定だった子がコロナが怖いからキャンセルするって言ってたと伝えた時も,でももうホテルもフライトも払ってるんでしょ?それなら行くべきでしょ!私だったら行くわ~と言ってくれました.
ありがたいです.
結局彼女がパリには行けないと最終的に決断したのは出発の4日前でした.
その後,超特急で行く場所を決め,シャトルバスを予約し,ホテルを予約し,ミュージアムパスを予約し,出発したのでした.
3/6金曜日の夜
金曜日の19:30にダブリンを出発し,同日22:05にパリの Beauvais Airport (ボーヴェ空港) に到着しました.今回はヨーロッパでよく使われている Ryanair (ライアンエアー) という航空会社を選びました.ライアンエアーは LCC なので,色々と制限が厳しいです.例えば,チェックインはカウンターではなくオンラインで済ませておかないと罰金,非EU民の場合ビザチェックを搭乗前に済ませておかないと搭乗拒否,荷物が既定の大きさを超えていたら罰金...等,初心者には少しややこしいかもしれません.
今回私は運のいいことに特に問題なく搭乗出来ました.
さて,ボーヴェ空港に到着した後はシャトルバスに乗ってパリ中心街へ向かいます.このシャトルバスは往復で29ユーロでした.オンラインでなく空港内の発券機で購入すると34ユーロになります.
1時間半ほどバスに揺られ,Porte Maillot 駅(読み方は分からない)に着きました.もうすでに23:00くらいでした.
この日は台湾人の子曰はく,金曜の夜は空港に泊まればいいからホテルをとらなくていいの!これだとホテル1晩分安く済むでしょ!とのことでしたが,こんな真冬に空港で寝るなんて死んでまうと思ったので駅の近くのホテルをとりました.
ホテルのフロントマンがほぼ英語が喋れない人で驚きましたが,取り敢えず野宿せずに済んだので良しとしましょう.
このバスルーム,一見おしゃれに見えますけど機能性はほぼ皆無ですよ.シャンプーを置く棚もないし,シャワーカーテンがないから気を付けないとトイレまで浸水しますからね.しかも,お湯が出ない.ずっと30度くらいのぬるま湯というかほぼ水みたいなもんが出てきて一向に熱くならないし,温度調節機能もついていないという.色々捻ったけど駄目だった.諦めて冷水を浴びて寝ました.
旅の始まり
さて,パリの旅が始まりました.
まずはパリミュージアムパスを引き換えに行きます.これがないと始まりません.
パリミュージアムパスはパリ観光をするなら持っておいて損はないチケットです.これを買っておけばルーヴルやオルセー美術館,凱旋門などの観光施設にはいれます.値段は2日間で52ユーロでした.後でどれだけお得だったか計算しましょう.
引き換え場所はルーヴルの近くのビッグバスツアーオフィスという場所でした.無事にパスを引き換え,旅に出ます.
1ヶ所目はカルーゼル凱旋門に行きました.パリには多分3つの凱旋門があります.1つ目は皆さんご存じのとおりエトワール凱旋門,2つ目は新市街地にある新凱旋門,3つ目がルーヴルの目の前にあるこのカルーゼル凱旋門です.この3つの凱旋門は一直線上に並んでいます.
このカルーゼル凱旋門は高さ19mであり,そんなに大きくはないですが,てっぺんの馬や金の人(?),彫刻などはとても立派でした.
チュイルリー庭園
2ヶ所目はチュイルリー庭園に行きました.先ほどのカルーゼル凱旋門からエトワール凱旋門に向かって歩いていく途中にあります.とても広いお庭なので地元の人がランニングをしたり犬の散歩をしたりしています.
カルーゼル凱旋門からコンコルド広場の前まで一面お庭になっています.
ここで初めて誰かに話しかけられました.Do you speak English? と聞かれました.そう,署名活動団体第一号です.あまりにも突然だったので,は?という顔のまま無言で通り過ぎてしまいました.華麗なる中国語を披露したかったところですが残念です.
皆さんも気を付けましょう.
オランジュリー美術館
3ヶ所目はオランジュリー美術館に行きました.チュイルリー庭園のすぐ近くというより中にあります.そんなに大きくはないです.
中に何が展示されているかよく知らなかったのですが入ってみました.
どうやらモネの睡蓮が飾られているみたいですね.
ここにはモネの睡蓮しか飾られていませんでした.しかし,睡蓮だけとは言えどもいくつか種類があって6枚だったか8枚くらい飾られていました.私は絵に関しては全くの素人なので芸術家的な目線で語ることは出来ませんが,ここにあった作品はどれも色がとてもきれいで美しかったです.それから壁や床が一面真っ白なのも結構よかったです.より一層この絵の色彩美が際立っていました.
コンコルド広場
4ヶ所目はコンコルド広場に行きました.ここはギロチンの処刑台であった場所だそうです.多くの人の命が人の手によって消された場所が今や有名な観光地.歴史って不思議ですね.
ここがチュイルリー庭園の端っこになります.カルーゼル凱旋門からオランジュリー美術館に立ち寄りながら歩いて1時間半くらいでした.
奥にエトワール凱旋門が見えますね.これがかの有名なシャンゼリゼ通りです.夜に見ると幻想的な雰囲気になるのでしょうが,生憎この時は朝の11時くらいだったのでただの道にしか見えませんね.
なんだかこうやって有名な観光地もただの道じゃねぇかと思ってしまうあたり,旅には向いていないんじゃないかと思います.
さて,かなり長くなってしまいましたが今回はこの辺りでおしまいにしようと思います.
次回はエトワール凱旋門からスタートします.お楽しみに.
それでは皆さん,良い一日を.